前回のお灸のお話です。
先週の金曜日から息子が熱発・咳という症状に見舞われました。
COVID-19の影響もあり、【咳】というキーワードに敏感な世の中の今。
ちょうど私は、専門学校の夏休みのため家にいる時間が多いので救われました。
2年前までは少しの咳だったら、普通に登園・登校させていました。・・が今は時代が変わってしまいました。
3日間の発熱後、一旦は解熱したものの再度熱と激しい咳が出てきた息子。
「あれ??これはやばいかも・・」と思い、病院に連れていくことにしたのです。
今回は、熱・咳の症状ということがあり、まずは東京都発熱相談センターに電話をして指示を仰ぎました。
詳細を報告し、今回は近くの病院を紹介してもらしました。
病院では、ただの風邪と診断していただき、一安心。
そして、お灸をすることにしました。
実際のお灸の様子は、YouTubeで見てみてください。
日常を撮影したので、普通に怒ったりしています・・(笑)
前回は、転がすタイプのお灸を使いましたが、今回はもぐさをひねってお灸しました。
灸点紙というものを貼り、やけどの跡を残さないようにお灸しました。
大人は通常1枚で施灸しますが、小児ということで2枚重ねで使いました。
咳が出るときは、肩甲間部に圧痛・硬結があるので、左右1個ずつ圧痛点を選んで施灸します。


左右で熱の浸透が違うのも面白いところです。熱が入りにくいところは、熱くなるまで施灸します。
私は、【深谷灸】の考え方でお灸をしています。
色々なやり方があるので、このやり方だけが正解ではないです。
子供たちからは、「お灸やって!!」とリクエストが絶えないので、不快ではないのだと思っています。
感想を聞くと、
「胸の中が温かくなって、気持ち~」
と言っています。
お灸の後は、咳が楽になるみたいです。
※完全に咳が止まったりはしません。治癒能力を高めるので、回復力をあげて長引かせないという考え方でやっています。
野口晴哉先生の【風邪の効用】を読めば、風邪とうまく付き合えると思いますよ!
風邪は、身体のリセットのチャンスなのです。
まさに、息子も風邪をひくと、肌荒れが良くなったります。
毎回すごいなと思うのは、病が身体に入ると必ず何か身体に反応が出ます。
私は普段から、子供の身体を触ったり、舌や脈を見ているので、何かがあると【差】を感じられます。
その【差】を発見したときに、人体の神秘に驚嘆し、自分の貴重な財産となっていくことを感じるのです。