身体のケアのお話

咳が出始めた息子にローラー灸をやったお話

サトー
サトー
息子(4歳)前日の夜から咳が出始めました・・
朝起きたら、「ケンケン」という咳になっていたので背中にお灸をしてみました。

以前書いた、ローラー灸のお話です!↓

経絡温灸棒というお灸

我が家の子供たちが大好きなコロコロ転がすお灸。

その名も経絡温灸棒。

このような金色の金属のお灸です。

中にはこのような、棒状のお灸を入れます。

この棒灸は火が付きにくいので、我が家ではガス台で着火します。(笑)

それを、施灸したいところにコロコロ転がすのです。

 

施灸するところにはタオルか手拭いをしきます。
直接施灸すると洋服がかなり煙臭くなります!!

ちょっと動画をとってみました。

そしてついでにチャンネルも作っちゃいました(笑)

記念すべき第1投稿です!!

是非見てください(^^♪

咳の出始めは背中を温める

息子の脈をチェッキングしました。

いつもより、脈が早くちょっと沈み始めています。

早い=熱。沈んでいる=裏症(病が内臓まで入ってきている)。
脈診とても難しいです。ただ、子供たちの脈は朝晩診ているので変化はわかります。

早めの対処がマストです。

こんな時代(コロナ時代)、ちょっとの咳でも保育園はNG。

今日は保育園を休ませ、早めの回復を目指して治療を開始しました。

咳の出始めは、肩甲骨の間に硬結があります。

そして、首の付け根には「大椎」や「風門」という風の引き初めにきくツボがあります。

東洋医学では背中のこれらのツボから【風邪】(ふうじゃ)が入ってくると言われています。

そのため、通常の大人の治療でも温めることがとてもいいとされ、お灸をする事が多いのです。

私は鍼灸師なのでお灸を使いますが、一般のかたは特にお灸でなくホットタオルでの温めでもOKです。

私も以前はタオルを濡らしてレンジでチンして、ビニール袋に入れて背中を滑らせるようにしていました。(温度確認をちゃんとして肌につけてください。やけどに注意です)

首の付け根から仙骨迄5~10分くらい温めます。

子供の場合は刺激量は大人が思うよりも少なくて大丈夫です。

あまりやりすぎると、ドーゼオーバー(刺激量過剰)になり、ぐったりと疲れてしまいます。

気持ちいいくらいがちょうどいいです。

施術後子供は大抵寝ます。

身体を休めようとするホメオスタシスの力ですね。

今回は肺も温まったせいか、痰が排出され一時的に悪化したようになりました。

子供は痰をうまく出せないので、苦しそうですが咳とともに大量に出てきます。

そのあとは爆睡です。

起床後、息子の背中を確認したら大分硬結が緩んでいました。

風邪は早めの対処がベターです。

背中を温めてあげると、治癒力向上ですね。

 

もし、整体とかマッサージできるなら背中を温めた後にやるといいですよ~。

 

サトー
サトー
補足ですが、棒灸はなかなか火を消せません。私は、保存のためにも専用の管を使っています!

こんな感じです。以前はアルミ箔で包んで火を消していましたが、においや湿気が気になったので今は専用の缶を使っています(^^)/

 

 

ABOUT ME
佐藤 香織
鍼灸師:東洋医学や鍼灸、身体のケアのことを書いています。WEBデザイナーでもあるのでそんなことも少々♪