朝起きたら、「ケンケン」という咳になっていたので背中にお灸をしてみました。
以前書いた、ローラー灸のお話です!↓
経絡温灸棒というお灸
我が家の子供たちが大好きなコロコロ転がすお灸。
その名も経絡温灸棒。


このような金色の金属のお灸です。


中にはこのような、棒状のお灸を入れます。
この棒灸は火が付きにくいので、我が家ではガス台で着火します。(笑)
それを、施灸したいところにコロコロ転がすのです。
施灸するところにはタオルか手拭いをしきます。
直接施灸すると洋服がかなり煙臭くなります!!
ちょっと動画をとってみました。
そしてついでにチャンネルも作っちゃいました(笑)
記念すべき第1投稿です!!
是非見てください(^^♪
咳の出始めは背中を温める
息子の脈をチェッキングしました。
いつもより、脈が早くちょっと沈み始めています。
早い=熱。沈んでいる=裏症(病が内臓まで入ってきている)。
脈診とても難しいです。ただ、子供たちの脈は朝晩診ているので変化はわかります。
早めの対処がマストです。
こんな時代(コロナ時代)、ちょっとの咳でも保育園はNG。
今日は保育園を休ませ、早めの回復を目指して治療を開始しました。
咳の出始めは、肩甲骨の間に硬結があります。
そして、首の付け根には「大椎」や「風門」という風の引き初めにきくツボがあります。
東洋医学では背中のこれらのツボから【風邪】(ふうじゃ)が入ってくると言われています。
そのため、通常の大人の治療でも温めることがとてもいいとされ、お灸をする事が多いのです。


私は鍼灸師なのでお灸を使いますが、一般のかたは特にお灸でなくホットタオルでの温めでもOKです。
私も以前はタオルを濡らしてレンジでチンして、ビニール袋に入れて背中を滑らせるようにしていました。(温度確認をちゃんとして肌につけてください。やけどに注意です)


首の付け根から仙骨迄5~10分くらい温めます。
子供の場合は刺激量は大人が思うよりも少なくて大丈夫です。
あまりやりすぎると、ドーゼオーバー(刺激量過剰)になり、ぐったりと疲れてしまいます。
気持ちいいくらいがちょうどいいです。
施術後子供は大抵寝ます。
身体を休めようとするホメオスタシスの力ですね。
今回は肺も温まったせいか、痰が排出され一時的に悪化したようになりました。
子供は痰をうまく出せないので、苦しそうですが咳とともに大量に出てきます。
そのあとは爆睡です。
起床後、息子の背中を確認したら大分硬結が緩んでいました。
風邪は早めの対処がベターです。
背中を温めてあげると、治癒力向上ですね。
もし、整体とかマッサージできるなら背中を温めた後にやるといいですよ~。


こんな感じです。以前はアルミ箔で包んで火を消していましたが、においや湿気が気になったので今は専用の缶を使っています(^^)/
棒灸 irodoriシリーズ MOEGI 10本 トワテック